|
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Ao-nyoubou : 青女房
- 日本
- 家。荒れた古御所。
- 人間型妖怪。
- 真っ青の顔、ぼうぼうの眉、お歯黒の女。鉄奬(かね)をつけた女官の姿。
- 若い男を喰らうともいう。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Apep, Apepi, Aapep : アペプ
- エジプト。
- 永遠の闇。
- 闇に棲む毒蛇。闇と悪と混沌の象徴。
- 毒蛇。
- ラー神に切られ、燃やされても毎晩再生する。
- 毎晩、冥界を通る太陽神ラーと戦い、日食の時以外は必ず敗北する。
- セトもラー神とともにアペプと戦うことがあるが、アペプはセトの化身としてホルスを瀕死に至らしめたこともある。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Aphrodite, Aphrodite Pandemos, Cerigo : アフロディーテ
- ギリシア。
- オリュンポス山。
- 性愛と美の女神。ローマではウェヌス Venus。起源はシュメールのイナンナ Inanna、バビロニアのイシュタル Ishtar、カナアンのアスタルテ Astarte。
- 夫は鍛冶の神ヘパイストス。その他アレスなど、愛人各種あり、愛の神エロス、テーバイの建設者カドモスの妻ハルモニア Hymenaios、アンテロス Anteros、ローマ建国の祖アエネアス Aeneas らをもうけた。
- 水仙の花の色をした髪の、最高の美女。男を魅了する魔法の帯をしている。イルカ、鳩、白鳥、ザクロ、菩提樹などを伴う。
- アフロディーテが歩くところには花が咲き、小鳥がさえずる。美しさゆえ、当然男は魅了される。
- 快楽が仕事であり、愛以外のことは考えない。嫉妬深い。
- アフロディーテの祭儀では、女神官が信者と性行為を行った。
- アフロディーテは、クロノスが父ウラノスを殺し、死体を海に投げ入れたとき、その死体の男性器の泡から生まれた。ゼウスは彼女の美しさを見て、神々が争うのを避けるため、最もお堅いヘファイストスを夫とした。
また、アフロディーテは、ヘラ、アテナとの最も美しい女神コンテストで、ゼウスにより審判に選ばれたトロイアの王子パリスに、絶世の美女ヘレネとの結婚を約束して勝利したが、そのことがトロイア戦争の遠因となった。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Apis, Hap : アピス
- エジプト。
- 聖なる牝牛、あるいは雄牛。または雄牛の神。プタハの聖獣。
- 眉間に白い斑点、背中に鷲型の模様、舌の裏にスカラベの模様、二重に生えた尾の毛など、29の条件を満たした牝牛。または、額に白い三角形のある雄牛。
- 常にこの世に一頭しかいないとされるため、新しいアピスが見つかるとナイル川に沈められる。または、25年生きると沈められ、新しいアピスを探す。
- 情報が混乱していて、牝牛か雄牛かわからない。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Apollon, Apollo : アポロン、アポロ
- ギリシア。
- 詩歌、音楽、踊り、予言、弓術、医術など知的文化的活動の神。光明の神で、後には太陽の神。治癒の神であり、疫病の神でもある。ローマではアポロ Apollo。もともとは小アジアもしくは北方遊牧民の神。
- ゼウスとレトの息子。アルテミスの双子の兄。多くの女性と関係を持ち、多くの子をもうけた。
- 月桂冠を被り、ほんの少しだけ衣をまとい、均整のとれた体で全裸の美男子。弓矢、竪琴を持ち、予言の象徴である三脚を伴う。
- 基本的に夢想的、静的だが、怒ると残酷になる。
- 太陽神ヘリオス Helios と同一視されるようになった。月桂樹はアポロンの聖木、白鳥は聖鳥とされる。
- アポロンは、嫉妬に燃えるヘラがレトに陸や島での出産を禁じたため、まだ浮島だったころのデロス Delos 島で(一説には生まれたばかりのアルテミスの介添えにより)生まれた。誕生直後に父ゼウスから弓と竪琴を与えられ、白鳥に運ばれて行ったヒュペルボレオイ(極北人)のもとで1年を過ごした後、世界の中心としてオンファロス(へその意)の異名をもつデルフォイに来て、ガイアの神託所の番をしていた大蛇ピュトン Python を射殺し、新たに自らの神託所を開いた。
恋物語が数多くあり、月桂樹となったニンフのダフネ、ニンフのキュレネ Cyrene、トロイア王妃ヘクバ Hecuba、その娘のカサンドラ Cassandra、医術の神アスクレピオスの母となったコロニス Koronis、同性では、円盤にあたって死んだ美少年ヒュアキントス Hyacinthus、ヘラクレスの子孫キュパリッスス Cyparissus、などが相手としてあげられる。 その他の話では、牧神パンとの歌競べや、ニオベの子供の殺害などがある。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Apsaras : アプサラス
- インド。
- 天界。地上では菩提樹など聖なる樹。
- 天女。妖精。神々の遊女のような存在。
- 豊満な絶世の美女。淡く鼻腔をくすぐる香りがする。薄衣一枚くらいしか着ていない。
- 美しさゆえ、人に狂気をもたらす。水鳥、羊などに変身する。音楽、舞踊、賭け事が得意。
- 性に奔放。ガンダルヴァか人間と結ばれて子孫を残すが、長続きはしない。
- 賭け事はアプサラスに祈ればよいという。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Apsu, Absu, Abzu : アプスー
- メソポタミア。バビロニア。
- 地下。
- 深淵の淡水の神。ティアマトの最初の夫。
- 淡水。
- アプスーはエアの呪文により、地下で死のような眠りにつかされた。または、その後エアにより殺され、アプスーの粘土から人類が創られた。エヌマ・エリシュでは、淡水のアプスーは塩水のティアマトと交わり、第三の水である雲を生じ、そこから最初の神々が生まれた。なお、エヌマ・エリシュでは人類はキングーから創られた。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Arachne : アラクネ
- ギリシア。
- 地上。
- ニンフ。
- 美少女。後にはクモ。
- 機を織る。
- うぬぼれ。
- アラクネはリディア出身の少女だったが、編み物が得意で、アテナ神よりも上手だなどと自慢していた。それがアテナ神の怒りにふれ、アテナ神とアラクネの命を賭けた編み物合戦をすることになる。アラクネはいつものように非常に上手に織ったが、オリュンポスの光景と神々の歴史を織ったアテナ神には完敗し、首をつって自殺した。アテナはその死体にふれ、彼女をクモにした。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Archangels : アークエンジェル
- ユダヤ教、キリスト教。
- 天国。
- 大天使。下級第2位(全体で9位のうち第8位)の天使。神の使者。
- 神の使者で、人間と神の橋渡しをするため、人間には身近な存在となる。
- 最も有名な天使たちは、アークエンジェルが多く、ガブリエル、ラファエル、ミカエル、ウリエルらも元来ここに入る。
- 天が悪魔の軍勢と戦った時には、アークエンジェルが天の軍勢を率いた。また、黙示録で神の前にたつ7人の天使もアークエンジェルという。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Ares : アレス
- ギリシア。
- オリュンポス山。
- 戦争、戦闘の神。ローマでは、マルス Mars と同一視されたが、性格が違い、マルスと違ってあまり重要ではない神。もともとは、ギリシア植民地で好戦的なトラキア Thracia 地方の神。
- ゼウスとヘラの息子。姉妹はエリス Eris。アフロディーテの愛人で、テーバイの建設者カドモスの妻ハルモニア Harmonia をもうけた。エンヨ Enyo は娘とも姉妹とも母ともされる。他にデイモス Deimos とフォボス Phobos が息子。
- 背の高い筋肉質の美男子。
- 凶暴、残忍で無思慮。戦いがあるところに現れ、剣を振り回して相手かまわず斬りつける。傷を負うと必ず彼を嫌っているゼウスの元に戻り、治療してもらう。なお、彼は神々、人間を問わず、嫌われている。
- アマゾネスの祖とされる。
- アレスは、トロイア戦争の際にはギリシア勢に敵対した。また、アレスは、アフロディーテとベッドの上で裸で抱擁しているところを彼女の夫ヘファイストスに捕らえられ、オリュンポス山までそのまま引きずっていかれて、神々に大笑いされた。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Argos : アルゴス
- ギリシア。
- 巨人。
- ゼウスと交わった最初の人間の女であるニオベーの子アルゴスの孫。
- 体中に目がある巨人。あるいは、三目、四目、頭が二つなど諸説あり。
- 怪力。眠らない。
- ヘラによって使われ、エキドナ、サテュロス、アルカディアの牡牛などを退治。ヘルメスの笛によってすべての目を眠らされ、倒される。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Arianhrod : アリアンロッド
- ケルト。ウェールズ。
- 月と時の女神。名前は「銀の車輪」の意味。
- ウェールズの母神ドン Don の娘。
- 特に横顔の非常に美しい女性。
- ウェールズの君主マース Math は、戦争の時以外は眠るときに処女の膝に足を乗せていないと死ぬという呪いをかけられていたが、その役割の処女であるマースの姪ゴーウィン Goewin が兄弟のグウィディオン Gwydion に強姦されたため、アリアンロッドが彼女の代わりに志願し、処女かどうかを判別するための魔法の杖をまたいだ。すると二人の少年ディラン Dylan とリュー Llew Llaw Gyffes が産まれるが、女神は宮廷で恥辱を味わったのに加え、未熟児であったリューはグウィディオンに取り上げられたため、復讐としてリューに対し、名前も武器も妻もアリアンロッドが与えない限り得ることができないという呪いをかけた。
また、アリアンロッドは、地上にあふれていた暴力を流れる虹でうち払ったともいう。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Artemis, Amarynthia : アルテミス
- ギリシア。
- 狩猟と野生動物の女神。豊穣と出産の女神。月の女神。治癒の女神であり、疫病神でもある。ギリシア先住民族の豊穣の女神が起源。
- ゼウスとレトの娘。アポロンの双子の妹。
- 弓矢を持ち、鹿を連れた女性。額に月形がある場合もある。なお、小アジアのエフェソス Ephesus には、古代の七不思議に数えられる大神殿があり、多くの乳房(牡牛の睾丸という説もある)をもつアルテミス像がある。
- 永遠の処女。潔癖性で、容赦がない。所有欲が強い。出産の守護者でもあるが、出産中の女に遠矢を射かけて突然の死をもたらすこともある。
- アポロンが太陽神ヘリオス Helios と同一視されるようになったのにともない、月の女神セレネ Selene としばしば混同、または同一視された。また、小アジアではもっぱら豊穣の女神であり、キュベレとも同一視された。
- アルテミスの潔癖性を示す話は以下の例。
- アルテミスのニンフのひとりカリスト Kallisto は、アルテミスに化けて近づいたゼウスとの間にアルカス Arkas を産んだため、熊に姿を変えられて射殺され、大熊座となった。
- 猟師アクタイオン Aktaeon は、狩りの時に水浴中のアルテミスの裸身を偶然目にしてそのまま覗いていたため、鹿に変えられ、自分の犬たちをけしかけられて八つ裂きにされた。
- アルテミスを襲った猟師オリオン Orion は射殺され、あるいは、魔法をかけられたサソリに殺され、星座となった。
- タンタロスの娘ニオベ Niobe が、2人の子しかないアルテミスの母レトよりも、自分のほうが上だと言ったことをアポロンから聞かされ、アポロンと協力して、ニオベの6男6女を射殺した。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Asherah, Ashera : アシェラー
- イスラエル。
- 母神。「海を歩く貴婦人」と呼ばれる。
- 幕が掛けられた、枝を落とした真っ直ぐの木の像で象徴される。
- アスタルテと混同され、両方合わせたアシュトレトという名によってユダヤ教の預言者に批判されたが、それでも人気は高かった。そのため、彼女の像はユダヤの王や預言者に打ち壊され、信者は弾圧され、殺された。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Ashmedai, Asmoday, Asmodeus, Asmodaios : アシュモダイ、アスモデウス
- ユダヤ。キリスト教。
- 地上の宮殿。
- 悪魔。「悪霊の首領」「魔神の王」「剣の王」などと呼ばれる。ペルシアの魔神アエーシュマが起源。
- ユダヤでは、炎のように燃える顔と翼をもつ男。キリスト教では、人間と牡牛と子羊の3つの頭、尾は蛇、足には水掻きがあり、口から火を吐く。地獄の龍に乗り、一方の手に三角旗、もう一方に毒の槍を持つ。
- 未来を見通し、宝石や貴金属のありかを察知する。変身能力がある。魚の肝臓や心臓を焼いたにおいを苦手とする。
- 毎日天界へ通って法を学ぶ。いたずら好きで享楽的であり、しばしば人間に好意的。贅沢で、酒、賭博、芸術を好む。
- アシュモダイは、天界から地上に帰るときは高熱を発してのどが渇くため、専用の泉を持っていたが、ソロモン王の命によりその水をワインに変えられて、それを飲んだ結果ソロモン王に捕らえられ、王の神殿を造るために必要な全ての石を真っ二つにできる石シャミール Shamir のありかを白状させられた。その後、王をだまして牢から出て王を飲み込んだ後、王を吹き飛ばしてソロモンの指輪を奪い、王になりすましたが、宰相に気づかれて指輪を取られ、王も戻ってきたため、その前にこっそりと王宮から脱出した。
また、アシュモダイは、サラ Sara に恋し、彼女と結婚した夫7人をそれぞれの婚礼の夜に絞め殺した。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Ashtar, Ashtoreth : アシュター、アシュトレト
- カナアン。フェニキア。
- アシュターは本来は男の軍神で、「恐るべき者」「獅子」と呼ばれる。バアルの妻アシュタルテと混同され、結合してアシュトレト Ashtoreth という名前のもと愛と豊穣の女神になった。また、キリスト教ではアスタロト Astaroth で男の悪魔。
- アシュターは獅子の顔の男。アシュトレトは女。エジプトに入ると、獅子の顔をした女の軍神。
- 女神アシュトレトは女性原理の象徴。
- アシェラーとも混同された。
- アシュターは、豊穣神バアルに取って代わろうとしたが、失敗した。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Asklepios, Asclepius, Aesculapius : アスクレピオス
- ギリシア。
- 医術の神。"Aesculapius" はローマ名。
- アポロンとラピタイ族の王の娘コロニス Koronis の息子。5人の娘アケソAceso、イアソ Iaso、パナセア Panacea、アグラエア Aglaea、健康の女神ヒュギエイア Hygieia がいる。
- 蛇の巻き付いた医者の杖を持つ姿。
- アテナからもらった、ゴルゴンの血から作られた魔法の薬で死者さえも蘇らせる。
- エピダウロスには、彼の壮大な神殿があり、そこでは病人たちが癒された。聖獣は蛇、聖鳥は雄鶏で、後者は供物とされた。
- アスクレピオスは、母コロニスが妊娠中に不貞を働いたため、アポロン、またはアポロンの双子の妹アルテミスに殺された後、胎内からアポロンにより取り出され、ケンタウロス族の賢者ケイロンに預けられて医術を学んだ。やがて、死者を蘇生させる力さえもつほどになったため、自然の摂理が覆ることを恐れたゼウスの雷に打たれて死ぬが神とされ、へびつかい座の星になった。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Assur, Ashur : アッシュール
- アッシリア。
- アッシリアの最高神、戦いの神。バビロニアのエンリル神、アンシャル神 Anshar、マルドゥーク神と結びつき、同じ役割をする。エンリルと同一視された。
- 妻はイシュタル。また、エンリルと同一視されたため、その妻の女神ニンリル Ninlil も妻。
- 引き延ばされた弓に囲まれた、翼のある日輪。
- アッシリアの拡張とともに強力な神となり、バビロニアの天地創造物語「エヌマ・エリシュ Enuma Elish」のアッシュール版では、マルドゥークがアッシュールに置き換わっている。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Astarte : アスタルテ
- メソポタミア。カナアン、フェニキア。
- 豊穣多産の女神。最高神エールの妻、女神アシェラと同一視された。旧約聖書ではアスタロト Astaroth で男の悪魔とされた。シュメールのイナンナ Inanna、バビロニアのイシュタル Ishtar が起源。
- バアルの妻。
- 頭に三日月の角を戴く美女。または、牡牛の頭をした女性。
- アスタルテの祭儀は全て女性によって行われた。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Asura : アスラ、阿修羅
- インド。
- 仏教では六道のうち、修羅道。
- 鬼神。ゾロアスター教においては善なる光明神。ヒンドゥー教では悪鬼の類。
- 奈良の興福寺の像では、三面六臂(顔が3つで腕が6つ)、体は赤く、髪は逆立つというもの。
- 阿修羅の放つ光は決して影を作らない。幻術、魔術に長ける。
- 真面目で思いこみが激しく、理想が高く、実直かつ厳格。正義感が強すぎるほど強く、不正を徹底的に攻撃する。
- 大日如来(ヴァイローシャナ Vairocana)はアスラ王。
- インドでは享楽的なデーヴァ神族と戦い、いったん勝利し世界を支配するが、それにより本来の厳格さを忘れ、デーヴァ神族に敗北する。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Aten, Aton : アテン
- エジプト。
- 太陽神。太陽そのもの。アメンホテップ4世(アクエンアテン Akhenaten )の時の唯一神。
- 日輪と光線。その光線の先は地上へ向かい手となり、生命の象徴アンク ankh を持つ。または、腋にコブラの護符を抱える、羽のある日輪。
- 宇宙を創造し、その秩序を維持し、万物に生命を賦与する。
- アクエンアテンは一神教的な信仰様式を作ったが、他の神々への信仰も若干は許容された。とはいえ、大多数の人々の反感を買ったため、死後多神教に戻り、アテン信仰と王の名は記録から抹消された。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Athena, Athene, Pallas Athena : アテナ、パラス・アテナ
- ギリシア。
- 知恵、学芸、工芸、産業、正義、戦争の女神。もともとはギリシア先住民族の女神で、ミュケナイ時代には王侯の宮殿が立つアクロポリスの守護神。
- ゼウスと、最初の妻で思慮の女神メティス Metis の娘。エリクトノニウス Erichthnonius を処女懐胎した。ポセイドンとの間にテセウス Theseus をもうけた。
- 兜と胸当てを着て、槍と、ゴルゴンの首を中央につけた盾で武装した女性。フクロウ、または勝利の女神ニケ Nike を伴う。
- 誇り高い、嫉妬深い。
- ローマではミネルウァ Minerva と同一視された。
- ゼウスは、メティスから生まれる男子は父の王座を奪うだろうとの予言におびえ、妊娠中の妻を飲み込むが、メティスは中でアテナのための甲冑を作り、ゼウスは非常な頭痛で叫び声を上げた。ヘファイストスが駆けつけ、ゼウスの頭を割ると、アテナが成人し、武装した姿で飛び出した。
また、アテナはポセイドンと街の領有を争い、ポセイドンが三叉の戟で塩水の泉を出現させたのに対し、彼女はより有用であるオリーブの木を生じさせ、神々の判定により街はアテナの庇護下となり、「アテナイ」と名付けられた。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Atlas : アトラス
- ギリシア。
- 世界の西の果て。
- 巨人。ティターン神。
- ティターン神イアペトス Iapetus とニンフのクリメネ Clymene の息子。プロメテウスの兄弟。アトラス山の近くに住む娘たちのヘスペリデス Hesperides、アエトラ Aethra との間に5人の娘たちのヒュアデス Hyades、プレイオネ Pleione との間に7人の娘たちのプレアデス Pleiadesをもうけた。
- 巨人。ペルセウスにメドゥーサの頭によって石に変えられてからは、アトラス山となった。
- 天を担いで支えている。
- アトラスは、ティターン神とオリュンポスの神々との戦いに敗れた後、罰としてゼウスから天を支える役を課された。
また、アトラスの娘たちヘスペリデスが守る黄金のリンゴをヘラクレスが取りに来た時、アトラスは、リンゴを取りに行くためにヘラクレスに天を背負わせた。アトラスにはもう一度天を背負う気はなかったが、リンゴを取って戻ってきた時、ヘラクレスに肩当てを直すから一時的に交代してほしいと言われて、その通りにすると、ヘラクレスがそのまま立ち去ったため、結局再び背負うこととなった。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Attis, Atys : アッティス
- 小アジア。フリュギア。ギリシア。
- 穀物の神。
- 妻はキュベレ。
- フリュギアの冠を戴き、羊飼いの道具を持って、タイトな服に身を包んだ、若い男。
- キュベレとともに行われるアッティス崇拝では、穀物神アッティスの死を嘆き、その再生を祈願する人々が、自己の肉体を切り裂き、陽物を切り取り、その血と肉をアッティスの愛人キュベレに捧げたあと、アッティスの復活を祝って狂喜乱舞した。
- アッティスはキュベレの愛を拒絶したため、彼女に陽物を切り取られた。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Atum, Tum, Temu : アトゥム
- エジプト。
- 太陽神、創造神。夕日の象徴。へリオポリスの9神のうち、最初の神。後、他の太陽神と結合し、ケペリ・アトゥム・ラー、またはアトゥム・ラー Atum-Re となり、ファラオの父と見なされる。
- 年取った男。または、蛇、スカラベ(ふんころがし)、王の帽子。
- ファラオの戴冠式での重要な役割を行う。
- メンフィス神学ではプタハが創造神で、アトゥムの父となり、プタハの言葉からアトゥムが生まれた。
- アトゥムは原初の水から(丘として)生まれた。原初の丘に立ち、唾から、あるいは自慰をした精液からシューとテフヌトを創った。混沌の海ヌンより天地創造のための秩序を創り出した。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Auseklis : アクセクリス
- バルト。ラトヴィア。
- 暁の明星(金星)の神。
- 基本的に男神だが、女神とされることもある。
- 天空の風呂に湯を注ぐ。3日間いなくなることがあり、その時は月神メーネスが彼を見つける。
- サウレの娘たちサウレス・メイタスに求婚している。
- アクセクリスは婚約者であるサウレの娘をメーネスにさらわれた。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Ayida-Weddo, Aida-Wedo, Aido Quedo : アイダ・ウェド
- ハイティ
- 虹の女神。アフリカのベニンにいる創造神の一人 マウ Mawu 女神が起源。
- 夫はダムバラ Damballa。
- 虹色の蛇。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Azazel, Asazel, Azazeil, Azael : アザゼル
- ユダヤ教、キリスト教、イスラム教。
- 砂漠。荒野。
- 野生の悪魔。地獄の君主。羊の守護者。名前は「羊の神」などの意味。イスラムでは、ジンの長イブリース Iblis の別名とされる。
- ユダヤでは、7つの蛇の頭に14の顔、12の翼をもち、蛇に乗る。
- ミルトンの失楽園では堕天使の軍旗を掲げる。
- アザゼルの祭儀では、2頭のヤギが選ばれ、1頭は殺され、もう1頭は国の罪を背負うものとして荒野に放された。しばしばサタンと同一視される。
- アザゼルは、人間の女性と交わって巨人族を産ませた200人の天使の一人で、人間に武器の作り方、金属加工、染色の仕方などを教えた。その後、天使ラファエルに縛られ、荒野の穴に投げ込まれた。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Azhi Dahaka : アズィ・ダハーカ
- ペルシャ。イラン。
- 嵐の怪物。
- 3つの頭と6つの目があり、翼のある飛龍。
- 羊を盗み、人に害をなす。
- アズィ・ダハーカは火と純粋の神アタル Atar と戦い、戦士の神 Thraetaona に捕らえられ、高山の頂上 Dermawend につながれたが、逃げる運命にあり、最後の審判の日に人類の三分の一を殺した後、時の終わる日 fraso-kereti に火の河 Ayohsust で殺されるという。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Azrael : アズラエル
- イスラム教。
- 天界。
- 死の天使。
- 寿命となった人間の命を奪う役割。
- アズラエルは、モーゼ Moses の要請を受けたアッラーによって人間界へ送られ、60〜70年くらいでその命を奪うこととなった。
1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考
Azuki-arai : 小豆洗い
- 日本。
- 里に近い小川や水路。
- 人間型妖怪。
- 子供くらいの背丈の老人。
- 面白がって小豆洗い近づいた者は、必ず水に落ちる。
- シャカシャカと小豆を洗うような音を出し、「小豆とごうか、人とって喰おか」と言って驚かす。
- 地方によってはでは米を研ぐ「米とぎ婆」などがいる。
|