神魔の目録 - V


1.出身地 2.居住地 3.概略 4.系譜 5.外見 6.能力 7.性格・役割 8.その他 9.逸話 10.備考

Vali : ヴァリ、ヴァーリ

  1. 北欧。
  2. アース神族の1柱。
  3. オーディンとその愛人リンド Rind の息子。
  4. ヴァリはバルドルを倒したホズの仇を討つため生まれ、ホズを倒した。


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Valkyrija, Valkyrie, Walkuere : ヴァルキュリア、ヴァルキリー

  1. 北欧
  2. オーディンの使い。もとは人間の王族、巨人の娘。
  3. 馬に乗った女性の騎士。全身が光っている。
  4. オーディンの配下として、戦場で死すべき運命にある者にとどめを刺し、その死体をオーディンの館まで運ぶ。普段は運命の機を織る。
  5. ヴァルキュリアのブリュンヒルトの話が有名。


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Vampire, Nosferatu : ヴァンパイア、ノスフェラトゥ

  1. スラヴ。東欧。
  2. 墓場。
  3. 吸血鬼。ドラキュラ Dracula、カミーラ(カルミラ)Carmilla などは個人名。
  4. 爪は長く曲がり、皮膚はみずみずしく、長めの犬歯のある口からは血が滴るというのがよくあるパターン。
  5. ヴァンパイアに血を吸われた人間をヴァンパイアにする。コウモリに変身するのが多いが、オオカミなどもある。体を霧にする。弱点は、ニンニクを嫌う、日光に弱い、十字架に弱い、死ぬと灰になる、心臓に杭を打つと死ぬ、首を切り落とすと死ぬ、などいろいろあるが、個体差があるようだ。古い時代と違って、カミーラは昼間でも平気だし、ドラキュラは十字架に触れても怪我をしない。焼いて灰にすれば確実に倒せるらしい。
  6. 人間の血を吸うが、とりわけ美女の血を好む。
  7. 人間以外、動物もヴァンパイアに育つことがあるが、カボチャ、スイカなどの植物もなることがあるという。
  8. ヴァンパイア絡みの逸話は数知れずあり。ドラキュラ、カミーラなどが有名。


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Var : ヴァル、ヴァール

  1. 北欧。
  2. 男女の誓いの女神。婚約の女神。アース神族の1柱。
  3. 男女が互いに交わした誓いや契約を聞き、破った者に罰を与える。


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Varuna : ヴァルナ

  1. インド。
  2. 当初はともかく、後には海、西方。
  3. アーリア人の、世界を統括する神。天則ルタ rta を守護する司法神。死者の統括者。アスラ神族。ヴェーダ時代になると、インドラに取って代わられ、単なる水の神、海上の神となり、さらに時代が下ると、単に西方を守護する神とみなされた。
  4. ミトラの双子の兄弟。
  5. 黄金の鎧を着て、蛇でできた投げ縄を持った、白い肌の男。海の怪物マカラ Makara に騎乗する。
  6. 全知全能ともいわれる。
  7. バルナは、天則の守護者であり、太陽の運行、昼と夜の到来、大地の維持、降雨などを取り仕切る。また、天則が守られているかを多数のスパイを通じて全て把握することができ、誰かが天則を犯せば、その者をただちに投げ縄で捕まえ、水腫(腹水)病を起こすことによって処罰する。このように、あらゆる虚偽(非天則)に対して容赦ないが、天則を守る者には、健康と長寿、さらに死後の楽園を約束する。
  8. ゾロアスター教のアフラ・マズダに対応するとされる。
  9. ヴァルナは、自分が統括していた世界の全ての水を、ヴリトラに盗まれ、そのヴリトラをインドラが倒した。このことによって、ヴァルナの世界を統括するという地位は、インドラに取って代わられたともいう。


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Vasuki : ヴァスキ

  1. インド。
  2. ナーガの王。
  3. 巨大な蛇または龍。
  4. 神々が混沌の乳海をかき混ぜてアムリタを作ろうとしたとき、曼陀羅(マンダラ)山を棒として使うことにし、ヴァスキは、それを引っ張るための縄として山に巻き付いた。そして、ヴァスキは体の一方を神々に、もう一方をアスラに引っ張られたため、苦しさに口から炎と煙を吐くと、山全体が炎に包まれ、大木の樹液や草木の汁が大海に流れ込み、これに溶けた金と水を加えることで、神々はアムリタを作った。また、この時、ヴァスキが毒を吐いたので、アムリタが毒に冒されそうになるが、シヴァが急いで毒を口に入れて事なきを得たともされる。


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Vayu, Vata : ヴァーユ、ヴァータ

  1. インド
  2. 最初はともかく、後には北西。
  3. ヴェーダ時代の風神。後のヒンドゥーでは、単なる北西を守護する方位神とされた。仏教では、十二天の一つ風天。
  4. 多数の駿馬の引く、光り輝く車に乗る姿。ときにはインドラを御者とする。
  5. 敵を駆逐し、名声、子孫、家畜、財宝を授ける。
  6. マルトたちを従者とする。


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Velu mate : ヴェル・マーテ

  1. バルト。
  2. 死の女神。冥界の支配者。
  3. 死者の魂とも生きる死者ともされるヴェリ Veli の母とされることもある。
  4. 死者を迎える。


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Vetara : ヴェータラ

  1. インド。
  2. 餓鬼の一種。
  3. 背が高く、色黒、首はラクダ、顔は象、目はフクロウ、耳はロバ、脚は雄牛。
  4. マントラによって死体を操る。
  5. 死体に取り憑くことで、現世に復活しようとする。
  6. 人を蘇生させるためにヴェータラを呼ぶ「ヴェータラ呪法」では、成功したら人肉を捧げなければならない。これは、最も汚らわしい呪法の一つとされる。


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Vesta : ウェスタ

  1. ローマ。
  2. かまどの女神。ギリシアのヘスティアにあたるが、ウェスタ自体の起源については不明。最初は家庭のかまどの女神だったが、非常に人気が高く、後に国のかまどの女神にまでなった。
  3. 長いドレスをまとい、スカーフを被った、厳かな女性。右手を腰に当て、左手にしゃくを持つ。ロバを聖獣とする。
  4. ヌマ Numa Pompilius 王がウェスタの祭式を制定し、神殿を建てた。神殿には神像の代わりに火が燃え、ウェスタリス Vestalis と呼ばれる(当初は2人、後に6人の)女祭司がおり、ウェスタの祭りウェスタリア Vestalia の時だけその門が開かれた。


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Victoria : ウィクトリア、ヴィクトリア

  1. ローマ。
  2. 勝利の女神。ギリシア神話のニケ。
  3. 翼をもち、薄い衣をまとった女性。
  4. ローマのウィクトリアは、ギリシアにおけるニケよりも人気が高く、各所に彫像が置かれた。キリスト教徒の皇帝グラティアヌス Gratianus によって、女神の彫像が除去されたときには激しい抵抗運動が起きた。


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Vidar : ヴィーダル

  1. 北欧。
  2. アスガルドの館ヴィディ Vidi。
  3. 沈黙と復讐の神。
  4. オーディンとグリッド Grid の子。
  5. 2番目に強い神。
  6. ラグナロク後に現れる新しい世界を統治する神の一柱。
  7. ラグナロクで、ヴィーダルは、フェンリルに喰い殺されたオーディンの敵をとるため、フェンリルの下顎を片足で踏みつけ、素手で上顎をつかみ、真っ二つに引き裂いて殺す。


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Vidofnir : ヴィドフニル

  1. 北欧
  2. 世界樹イグドラシルのてっぺん。
  3. 黄金のニワトリ。「木の蛇」と呼ばれる。
  4. 光り輝く、金色のニワトリ。
  5. 自ら光り輝いて光を放ち、世界樹イグドラシルを照らし、その姿を空に浮かび上がらせる。


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Viracocha, Huiracocha : ヴィラコチャ

  1. インカ。
  2. 創造神。最高神。太陽と雷の神。
  3. 息子はインティ。
  4. クスコなどに儀礼や供犠の対象となる石や金のヴィラコチャ神像があったといわれる。
  5. ヴィラコチャは、まず暗闇と人間を創った後、再びチチカカ湖に現れて、以前の世界を消滅させると、次に天体を生み、ティアワナコの地で石に彫った人間を創って地下に送り、自分と助手が呼びかけることによって、各地の山、湖、洞穴からその地に住む人間として出現させた。


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Virtues, Tarshishim, Malakim, Dunamis : ヴァーチャー、タルシシム、デュナミス

  1. ユダヤ教、キリスト教。
  2. 天国。
  3. 力天使で、中級第2位(全体で9位のうち第5位)の天使。名前は「美徳」の意味。「光輝く者」と呼ばれる。また、「マイト(万能)」とも呼ばれる。タルシシムはヘブライ語、デュナミスはギリシア語。
  4. キリストの受難を象徴する赤いバラを持った天使。
  5. 奇跡を起こして、人間に天の恵みを与える役割。
  6. キリスト昇天の際には、二人のヴァーチャーがその両側に付き添って天へと案内した。


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Vishnu : ヴィシュヌ

  1. インド
  2. ヒンドゥー教の三人の主神の中でも最も重要な神。世界の維持者。ヴェーダ時代にはより下位の神でインドラに仕える。リグ・ヴェーダでは太陽神。もともとはドラヴィダ人、またはアーリア人の神。
  3. 妻はラクシュミ。
  4. 青黒い肌で四本の腕のある男。円盤のチャクラを武器とし、ガルーダに騎乗する。大蛇シェーシャを寝台として海上で眠る。
  5. ヴィシュヌには、魚、猪、亀、人獅子ヌリシンハ Nrisinha、こびと、パラシュラーマ、ラーマ rama、クリシュナ krishna、仏陀、カルキ kalki の10の化身(順一部不正確)があるが、最後のカルキはまだである。
  6. 転生を通して自らの地位を高めていったとされる。
  7. 神々とアスラが混沌の乳海を混ぜて不死の甘露アムリタを得ようとした際、その泡から再生したラクシュミを妻とした。アムリタを盗もうとしたラーフ Rahu の首をチャクラで切り落とした。その他いろいろ。


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Vodianoi : ヴォジャノーイ

  1. スラブ。
  2. 金属や宝石で造られた水底の宮殿。
  3. 半魚人。
  4. 人間より大きな魚人間、カエル人間に緑の髭やコケをつける。
  5. 変身能力。日照りを呼ぶ。水から長い間出ていられない。
  6. 人間を喰う、奴隷とする。川の流れを狂わすので、水車や堰を憎む。
  7. 新月に生まれ、月が満ちてゆくと成人し、欠けてゆくと老衰する。


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Vritra, Vrtra : ヴリトラ

  1. インド。
  2. 最も強力なアスラ。名は「世界を覆う者」の意味。
  3. そのとぐろは山を巻き、頭は天に届くほどの巨大な龍、または大蛇。
  4. 干ばつを起こす。
  5. インドラの宿敵。
  6. リグ・ヴェーダでは、ヴリトラが世界の7つの川の水を独り占めして太陽を暗黒で包み、自分の99の要塞に隠れたために、世界は不毛の地となった。そこでインドラがヴリトラを雷で倒し、水を大地へ戻した。後代には話ががらっと変わり、インドラが弱体化し、性格も悪化して、ヴリトラが同情されうる立場となるが、結局はインドラに倒される。


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Vucub Caquix, Vucub Cakix : ヴクブ・カキシュ

  1. マヤ。
  2. 冥界シバルバー。
  3. 巨魔。フン・カメとともに冥界の支配者。名前は「7つのオウム」の意味。
  4. 妻はチマルマト Chimal-mat で、間に息子シパクナとカブラカーンをもうけた。
  5. 黄金と白銀でできた体に、宝石の目とエメラルドの歯をもち、まばゆく光り輝く巨人。絶えず実をたわわに付けるナンセの木を所持する。
  6. 怪力。弱点は目と歯。
  7. 乱暴かつ傲慢で、自分が太陽と月となって地上を照らし、世界の支配者となることを考えた。ナンセという白さくらんぼを主食とする。
  8. 火山の象徴という。
  9. ヴクブ・カキシュは、彼を倒すために地上に降りてきてナンセの木陰で待ち伏せしていた、フンアフプーとイシュバランケーの兄弟神に、吹き矢を浴びせられ、その矢は彼の口に命中した。怒ったヴクブ・カキシュは、苦しんでいる彼を捕らえようと近寄ってきた2神のうち、フンアフプーの片腕を肩からもぎ取り、家へと持ち帰った。困った2神は、サム・ニク・アクという魔法使いの老人に助けを求め、医者を装った老人とともにその助手としてヴクブ・カキシュの家に行き、口を治療するふりをして弱点である目と歯を抜き取り、そこにトウモロコシをつめて倒した。



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