エジプト Egipt
- 死者の審判、オシリスの裁判
- オシリスを中心とする神々によって行われる、死者の魂を裁く裁判。罪が軽ければ、死後の幸福な世界へ行くことができるが、重ければ魂はアミトに食われてそれで終わりとなる。
- アンク Ankh
- 永遠の象徴で、上に輪のついたT字形十字。神々やファラオの図像にしばしば描かれる。
北欧 North Europe
- エッダ Edda
- 一つは、「古エッダ」「歌謡エッダ」「セームンドのエッダ」と呼ばれ、9世紀から13世紀にかけて、北ゲルマン人によって古ノルド語で書かれた詩で、神話と英雄伝説がその内容。もう一つは、「新エッダ」「散文エッダ」「スノッリのエッダ」と呼ばれる、13世紀のアイスランドの学者スノッリ・ストゥルルソンの書いた詩学入門書。
- サガ Saga
- 12〜13世紀に、アイスランド人によって古ノルド語で書かれた、年代記風の散文の物語で、内容はアイスランド植民(870ころ〜930ころ)前後の、口承によって伝えられた出来事。サガは「語り」「語られたできごと」「物語」の意味。
- アース神族 Ass, Aegir
- オーディンを主神とする神族。基本的に戦争の神々。世界の真ん中にあるアースガルドに住む。
- ヴァン神族 Vanir
- アース神族に対立する神族。豊饒、富、幸福をつかさどり、魔術に優れる。ヴァン神族では近親結婚が許されており、フレイとフレイヤも夫婦であったとされる。アース神族と抗争後、人質交換を通して和睦した。
- イグドラシル Yggdrasill, Mimameidr
- トネリコの世界樹で、この木を中心にして世界は階層構造となっている。その枝は全世界の上に広がり、幹は天を突き抜けてエルフの国アールヴヘイム Alfheim を支え、3つの根はそれぞれ、氷と岩の巨人の国ニブルヘイムの Niflheim にある冥界ヘルヘイム Helheim、霜の国ヨツウンヘイム Jotunheim、神々の国アースガルド Asgard に伸びている。
- ヴァルハラ Valhalla
- 殺された者の行く宮殿。オーディンが支配しており、武具や防具、狼や鷲で堅牢に守られ、450の扉があるほど広大。戦死者は、ヴァルキュリアによって戦場から連れてこられる。
- ルーン文字 Rune
- ゲルマン人の古文字体系。北欧を中心に、北はグリーンランド、南はギリシア、西はブリテン諸島、東はロシアと、ゲルマン諸族が古代から中世にかけて足跡を残した地域全体に広く見いださる。
ギリシア Greece
- オリュンポス山 Olympos
- ギリシアの最高峰で、天に最も近く、神々が居を構える山。オリュンポス12神は、ゼウスとその兄姉のポセイドン、ヘラ、デーメーテル、ヘスティア(またはディオニュソス)に、ゼウスの子のアテナ、アフロディテ、アポロン、アルテミス、アレス、ヘファイストス、ヘルメス。
- トロイア戦争 Trojan War
- ギリシアとトロイアの戦争で、ギリシア神話で最大のイベント。ギリシアの勝利で終わる。
ケルト Celt
- トゥアハ・デ・ダナーン Tuatha De Danann
- 「ダヌーの一族」の意味で、ダヌー Danu を母とする神々の総称。
- ドルイド Druide
- 古代ケルトの聖職者、司祭階級で貴族。前7世紀頃から現れ、公私の神事、犠牲、裁判、占星、民衆の教化などを司り、絶大な権威を有した。
メソポタミア Mesopotamia
- エヌマ・エリシュ Enuma Elish
- バビロニアの天地創造物語。マルドゥーク神が主人公。アッシリアでも使われ、そこではアッシュールが主人公となる。
- 天命のタブレット Tablet of Destiny
- 「天命の書版」、「運命の粘土板」などにも訳される。書き込むことによって、神々と人間の運命を決めることのできる書版。しばしば奪い合いになる。
- ウガリット神話 Ugarit
- カナアンの都市ウガリットの神話。現在はシリアの地中海岸で、ラス・シャムラ Ras Shamra と呼ばれる大遺跡丘。
- ギルガメッシュ叙事詩 Epic of Gilgamesh
- シュメール王ギルガメッシュを主人公とする、アッカド語で書かれた神話。
- シュメール人 Sumer
- メソポタミア南部に世界最古の古代文明を築いた民族。シュメール人はメソポタミアの原住民ではなく、前3500年前後に来住したとされるが、不明なことが多い。
- セム語族 Semitic
- 言語学上の区分で、この言語を話すのは、アッカド人、アッシリア人、アラム人、フェニキア人、カナアン人、ヘブライ人、アラビア人、エティオピア人などが含まれる。「セム人 Semites 」という区分は「アーリア人」に対置する人種として導入されたもので、差別的な意味合いが含まれており、たとえば、反ユダヤ主義のことを "anti-Semitism" という。
- アッカド王国 Akkad
- バビロニアの北部に、前2350年ころサルゴンが創始した、アッカド人によるメソポタミア最初の帝国。11王、181年(前2350ころ‐前2150ころ)に及ぶ。
- フェニキア Phoenicia
- 地中海東岸の一地方で、古代のシリア地域の一部。最も古くはカナアン人が住んでいたが、その後民族的には混交した。アレクサンドロス大王により征服され(前333)、独立を失った。
- バビロニア Babylonia
- メソポタミア南部。または、古バビロニア王国(前1830〜前710)、新バビロニア帝国(前625〜前538)を指す。またバビロニア南部はシュメール、北部はアッカドと呼ばれる。
- アッシリア帝国 Assyria
- メソポタミアの北部からおこった、アッシリア人による古代オリエント最初の世界帝国。前1530年に古バビロニア王国から独立し、前612年にアッシリアから独立した新バビロニア帝国に征服された。
日本 Japan
- 古事記
- 奈良初期に編纂された天皇家の神話。「日本書紀」と併せて「記紀」という。
- 日本書紀
- 日本最初の編年体の歴史書。720年完成。「古事記」に比べ神話色は後退しているが、歴史書としての正確さをもつものではない。「日本紀」とも呼ばれ、「古事記」と併せて「記紀」という。
- 高天原(たかまがはら)
- 天界。天津神の出身地。
- 黄泉国(よみのくに)、根の国
- 死者の住む地下の国。
- 葦原中国(あしはらのなかつくに)
- 地上のこと。高天原から見て地下の黄泉国との中間に位置しているため。「葦原」とは葦の葉がざわざわと無気味にさわぐ未開の地のイメージ。
- 常世国(とこよのくに)
- 海のかなたにあるとされた異郷で、永遠不変の国。妖精の国のようなもの。
- 「天の岩戸(岩屋戸)」事件
- アマテラスが、スサノオの乱暴狼藉に怒って「天の岩戸」に籠もると、世界が闇に閉ざされたため、困った神々はオモイカネの知恵により、アマテラスの興味を引くため、岩戸の前で宴会をした。宴もたけなわ、アメノウズメがストリップまがいの踊りを踊ると、神々が歓声を上げたので、不思議に思ったアマテラスが外を覗くと、タジカラオがアマテラスの腕を引き、外に出した。そして世界に光が戻った。
- 国譲り
- 国津神が同意のもとに天津神に地上の支配権を譲ったとされる。
- 本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)
- 仏教導入時に、日本の神々と仏教の菩醍を関連づけるために考え出された説。たとえば、大日如来を本地(真の姿)、アマテラスを垂迹(化身)とする。
中国 China
- 山海経(せんがいきょう、さんかいけい)
- 中国古代の地理書。山々の系列に従って、空想的な動植物や鉱物を中心に、神々や怪物についても書かれている。最初の5編、「五蔵山経」の部分は戦国時代に成立、それ以下は秦・漢時代に付加された。
インド India
- リグ・ヴェーダ Rgveda
- 古代インドのバラモン教の聖典4つの「ヴェーダ」の一つ。リグは「賛歌」の意。主神はないが、武勇神インドラの記述が多く、ほぼ4分の1を占める。「ヴェーダ時代」はヒンドゥーに先立つ時代。
- アスラ神族 Asura
- アーリア人の神族。インドでは悪神、または鬼神。闘争的で厳しい神々。イランではゾロアスター教の主神アフラ・マズダとなった。
- デーヴァ神族 Deva
- アーリア人の神族。インドでは善神。享楽的な神々。中東では悪魔デーウとなった。
- アーリア人 Aryan
- インドの二大主要民族の一つ。中央アジアで遊牧生活をおこなっていたが、前2000年紀に入ると南に移動し、一部はイラン北東部に進み、アフガニスタンをへて、インダス文明のすでに衰退した前1500年ごろにインド北西部パンジャーブ地方に移動した。他の一部はそれより遅れてイラン北東部に入り、南西のイラン高原に進出した。
- ドラヴィダ人 Dravida
- インドの二大主要民族の一つ。前3500年ころにイラン高原からインド北西部に移動し、やがて3派に分岐し、そのうちの1派が南インドに移住した。
北米 North America
- トリックスター trickster
- 策略や詐術を駆使して活躍する「いたずら者」である英雄。善と悪、賢さと愚かさの同居する、あるいは未分化の存在。世界各地の神話や民話に見られるが、北米ネイティヴ・アメリカンの神話に顕著であり、アフリカにも多い。ギリシア神話のプロメテウスやヘルメス、北欧神話のロキ、日本神話のスサノオなどもトリックスターとされる。
中南米 South America
- ヴードゥー教 Voodoo, Vodun
- ハイティの民間信仰で、西アフリカのフォン族の原始宗教とカトリックとが混交した宗教。呪術や魔術的色彩が強く、それによって病気を回復したり、動物をいけにえとして祭壇に捧げたりする。呪いの人形が有名。
- ポポル・ヴフ Popol Vuh
- マヤの創造神話。神々が原初の海と空、静寂の暗闇から世界を創造するところから、キチェー族 Quiche の王国の歴史まで書かれている。スペイン人に征服された後に書かれたため、聖書の影響がみられるという。
- シバルバー Xibalba
- マヤの地下にある冥界で、茨に覆われ、深淵に面した、急流のある険しい道を通って至る。巨魔フン・カメとヴクブ・カキシュが統治している。
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